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財務担当

5年位前に楽しみにしていた、「海難」という映画を封切と同時に観ました。
この映画は、130年前に和歌山県沖でオスマン帝国(トルコ)の軍艦が台風で座礁・沈没した時に近くの村の人々が命がけで救助にあたり、貧しい暮らしの中で生存者の人達に村の非常食まで供出したりして献身的に看病し、生活の糧である漁にも出ず、遺体捜索や亡くなってしまった人の家族の為にもと、思い出となる漂流物を拾い上げ、補修したりして帰国の時に持たせてあげた実話を元にした感動的な物語です。
この出来事がトルコの教科書にも載り、語り継がれ、世界で有数の親日国となっていますが、この物語にはおまけがあり、イラン・イラク戦争勃発の時に48時間内に自国民の救出の為、イランに各国が飛行機を飛ばした中で日本は飛ばすことができませんでした。
そこで「過去にしてくれたことを忘れていません」と助けてくれたのがトルコ政府でした。映画では大勢の日本人に席を譲り、陸路で帰るトルコの人達の晴れやかな顔が印象的でした。
その時と事情は違いますが、安部首相はトルコの大統領とこの映画を観ていますので、今回、武漢へチャーター便を差し向けるにあたって、この映画を思い出されたのではないかと思ったりします。

新型コロナウイルス感染の広がりが心配される中で、既に会社としてはビル共用部の主要的な部分の消毒や、特にグループ会社運営のホテルでは、ご利用のお客様に感染者が出ることがないよう、全スタッフのマスクの着用や消毒など早めの対策を取っていますが、今後も更に注意し、世界的にも早く収まることを祈っている今日この頃です。