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代表取締役社長

遂に東京オリンピックが幕を開けました。開催に賛否両論あるのは仕方のない事ですが、開幕したからには各競技の結果が気になるのが正直な所ではないでしょうか?

先日、今からおよそ100年前の1920年に開催されたアントワープ五輪に関する記事に目を通しました。1918年に米国のカンザス州から流行が始まったスペイン風邪は世界的に蔓延し、当時の世界人口の3割に当たる5億人が感染、4500万人もの死者が出たそうです。日本でも1921年まで流行が続き、人口の約半分にあたる2400万人が感染、39万人が亡くなっています。

そのような状況下で開催されたアントワープ五輪とは一体どんな意味を持っていたのでしょう?それは長く続いた第一次世界大戦もあり、まさしく復興の象徴としての五輪だったようです。今回の東京オリンピック開催も意味が近く、それは震災からの復興であり、疫病のダメージからの復興でしょう。

東京オリンピック開催が正しいのかどうか分かりませんし、それは誰にも判断できない事でしょう。しかし、今から8年前の2013年9月7日、東京オリンピック開催が決まったあの瞬間から私たちは多くの恩恵を受け今日に至ります。特に震災からの復興を目指していた我々日本人そして何より東北民にとって、あれほど明るいニュースは他にありませんでした。あれから数えきれないほどの明るい話題があり、期待に弾む日常を過ごした事は紛れもない事実で、その時間には間違いなく意味があったと思います。だから少しでも‶有難う″の思いを関係者の方や選手の方には伝えるべきと思います。がんばれ日本!!