わたしの街

先日、いつものように新聞を見ているとある記事が目に留まりました。

「多賀城碑、国宝指定へ　宮城県内の文化財では23年ぶり」

週末の買い物によく通る道路脇に石碑がありますが、その石碑が国宝に指定されるほど重要なものだったとは夢にも思いませんでした。

私は多賀城に住んで14年になります。多賀城はその昔、国府や鎮守府がおかれ東北の政治や文化の中心だったことは何となく知っていましたが、まさか今年で創建1,300年を迎え、多賀城跡は国の特別史跡に指定されるほど歴史的に重要な文化財だとは知りませんでした。他にも多賀城には歌枕で有名な野田の玉川、おもわくの橋、末の松山、沖の石があり多賀城碑も壺碑（つぼのいしぶみ）という歌枕としても多く知られております。そして、多賀城は「賀（よろこ）び多き城」と読むことが出来るそうで、東北の安寧を願って造られた城ともいわれております。

縁あって多賀城に引っ越してきましたが、自分の住んでいる街が古代より受け継がれる歴史ある街であることを考えるととても感慨深い気持ちになりました。
弊社所有物件の近くにも名所といわれる場所が幾つかあります。それらの歴史に触れることで物件の新たな魅力を伝えられるようにしていきたいです。